それでも起きた時に

普段は安全運転をしているのに、ほんの一瞬気が緩んでしまった。きちんと確認した「つもり」だった。いきなり巻き込まれてしまった…もしも事故に合ってしまったらどう行動すれば良いのか。咄嗟のことでパニックにならないために、知っておくことはとても大事です。

まずは、人命第一です。相手のいる事故の場合、両者に怪我がないか確認します。車を動かせる状態であれば、安全な場所に移動し、必ず警察を呼んでください。警察を呼ばないと、事故証明が下りず、保険も下りません。救命処置が必要な状態の人がいれば、同時に救命処置を開始します。救急車が必要な場合、警察に連絡を入れた際にそのまま手配してもらえる事もあります。警察が到着したら、事故の状況など聞かれたことに正直に答えましょう。事故の相手との連絡先の交換を勧められるので、住所、氏名、連絡先、加入している保険、車種やナンバーなどの情報を交換しておきます。自分の加入する任意保険にすみやかに連絡し、自覚症状が無くても念のため病院に行っておきましょう。ここから先は、保険会社同士の交渉になります。当事者同士の直接の示談交渉や、医療費の請求などはトラブルの元です。絶対にしないでください。

参照資料—http://www.ko2jiko.com/flow/
交通事故の発生から示談までの流れを解説しているサイトです。

事故を起こさないために

まずは、何をおいても安全運転です。一に安全運転、二に安全運転、三も四も五も安全運転です。交通ルールを守った運転は、それだけで事故のリスクを大幅に減らすことが出来ます。

よく言われている、「かもしれない」運転を常に心がけることで、危険予測ができます。止まってくれる「だろう」、飛び出してはこない「だろう」ではなく、止まらない「かもしれない」、飛び出してくる「かもしれない」という意識で事故を防ぐことができます。携帯電話、カーナビ、音楽プレイヤーの操作は、一旦車を止めてから行ってください。焦ってスピードを出しすぎたりしないよう時間に余裕を持ち、体調が優れないときの運転は出来る限り控えた方がよいでしょう。事故全体の約一割は体調不良からくるもので、そのほとんどは急なものではなく事前に体調不良の兆候があるものと言われています。

また、シートベルトを正しく着用することで、事故によって受けるダメージを軽減できます。小さなお子様のいるご家庭では、チャイルドシートを必ず使用してください。走行中の急な不具合を防ぐために、タイヤの空気圧やブレーキの利き、エンジンオイルの交換などを意識しておくことも大切です。これらは、誰もがすぐにできることばかりです。今日、車に乗る前に意識することで防げる事故があるかもしれません。

交通事故が起きる前に

現代の日本は、多くの人にとって自動車は日常生活になくてはならないものとなっている、車社会です。その中で交通事故を完全になくすことは出来ません。しかし、事故を起こさないように気を付けよう、少しでも減らしていこうと一人一人が意識を変えていくのはとても大切なことです。

実は、交通事故の発生件数自体は、この11年で減少傾向にあります。過去最悪の発生件数を記録した2004年の95万2709件から、2015年には56万6899件まで減少しています。これは、自動車を安全に運転できる最新技術の開発や、道路交通網の整備が進んでいること、法律の改正による厳罰化と取り締まりの強化、車を運転する主な年齢層の移り変わりなど様々な理由が挙げられます。

それでもやはり、人が車を運転する限り交通事故は起きてしまいます。車を運転することと交通事故は常に背中合わせです。誰が、いつ当事者になってもおかしくないのです。今日、自分自身が交通事故の加害者になるかもしれません。明日、家族が被害者になるかもしれません。事故が起きてしまってから、ああしていれば…こうしていれば…と後悔しても、時間を巻き戻すことは出来ません。

交通事故は、起きなければそれが一番です。では、取り返しのつかないことにならないよう、今私たちは何ができるのでしょうか?そして、もし事故を起こしてしまったら、何をしたらいいでしょうか?知っておくことで、有事の際に正しい行動ができるかもしれません。